「後白河上皇」-以前は法王と言っていたが、「忖度」ですかね
少し前のネタですが、NHKの歴史秘話ヒストリアを見ていて「?」と思ったことがあります。
「三十三間堂 国宝大移動 よみがえる平安の祈り」で「後白河上皇」と言っていたのです。
これまでNHKの歴史番組では、「後白河法皇」と言っていたと思うのですが、先の天皇陛下が約202年ぶりの生前譲位で上皇陛下となられたことを意識したのかな?と思いました。
忖度というやつですかね。
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検索するとすぐ見つかりますが、上皇は太上天皇の略で、天皇の位を後継者に譲った天皇の称号。対して法皇は出家した太上天皇に送られる称号、とありますので、「後白河上皇」も「後白河法皇」も正しいですね。
とはいえ。突然「後白河上皇」と言われ始めると、何となく違和感を感じますね。
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